小さくて大きな一歩 「卓球やりたい!」

運動がちょっと苦手な子。他の子がやっている卓球に誘うのですが拒否、No!、渋り。なかなか一歩が踏み出せませんでした。ある日、別の台を用意して「少しだけ」と言って誘うと意を決して足(気持ち)を前へ進めました。最初は当然ラケットの持ち方も、サーブの仕方も、打ち返し方もわからなかったけど、「オーケー、オーケー」「ナイス」「かっこいい」「おーすごい」とちょっとしたことを誉めていくとどんどん表情がよくなり、力を抜いて打つようになりました。そして次の教室日。やってきて開口一番「卓球する!」。まだほとんど続かない状態ですが、上手さや他との比較ではなく、自分自身の喜びとして「やれる」「やりたい」と思う気持ちが持てたこと、そのことで自分を高く評価できたことがうれしいです。この小さくて大きい一歩を大事にしたいと思います。