拡大教科書を紹介しています

教科書を読んだり、読んで理解するのが苦手な子に「拡大教科書」を紹介しています。今4年生の子が1~3年の時に使っていたものをいただきました。拡大教科書を見て「これがいい」「この方が見やすい」「文字の大きさ(ポイント数)はこれがいい」と目を輝かせて見ています。字体が太く、普通の教科書を拡大したものとは見た目が違います。普通の教科書とページの分かれ目やページ数などが違うのが難点です。
「教科用特定図書等普及促進法」が平成20年6月18日に公布、平成20年9月17日施行されました。教科用特定図書等とは、検定教科用図書等に代えて使用し得るもので、教科用拡大図書(拡大教科書),教科用点字図書その他障害のある児童及び生徒の学習の用に供するため作成した教材とされ、同法律「3-①-(i) 対象の拡大 従来,著作権法第33条の2第1項では弱視の児童・生徒のための複製のみが権利制限の対象となっていましたが,今回の改正で,弱視を含む視覚障害を有する児童・生徒に加え,発達障害その他の障害により教科用図書に掲載された著作物を使用することが困難な児童・生徒のための複製も対象になった」という記事を目にしました。
でもまだ、「来年からこれを使いたい」と思い、保護者さんもそう思っても、すぐに認められにくい状況もあるようです。本読みに苦労する子が少しでも楽に、意欲を持って学んでいける可能性があるなら、ぜひハードルを下げてほしい、広がっていってほしいと願います。

<普通の教科書>

<拡大教科書(22P)>